2014/07/08

ラダック視察旅行~9:青く輝くはず?パンゴン・ツォへ

【7日目】

今日は今回の旅行で最も重要な日。それは、誰もが絶賛する高原の湖、パンゴン・ツォの訪問だからだ。

パンゴン・ツォは標高約4,250メートルに位置する。レーが3,500メートルなので更に750メートル程高くなる。道中、標高5,300メートル以上の高いチャン・ラも経由しなければならないので、ここを訪れるには十分に高度順応してから行かなければならない。だから、今回も旅程の最後にこの地域を選んだ。うちの旅行会社では最低レーで3泊してから訪問する事を勧めている。

今日は道中、道路沿いにあるシェイ・ゴンパを訪れることにした。ここは上ラダックの主要ゴンパの一つで小さいが、巨大な釈迦像(大仏)がある。奈良の大仏とはまた違った感じだ。

釈迦像。このお顔好き。

右角度。

左角度。

シェイ・ゴンパから眺める景色。

シェイ・ゴンパはレーから車で15分ぐらい。近い。シェイ・ゴンパ観光後は車でまず国道沿いのカルーまで突っ走る。この道はヒマーチャル・プラディッシュ州のマナリまだ繋がる重要な幹線道路だ。スリナガルへ繋がる国道1号線と同様にラダックで2つあるライフラインの一つだ。ただ、今は冬季で峠が積雪で閉まっているため、ここを通る車は少ない。夏季はトラックだらけなのだが。

道はとにかく良い。谷間なので山道も無く、意外に直線が多い。カルーまでは約1時間だ。そこから、マナリの道を離れ、中国国境方面、東へ分かれる道へ向かう。山道になっていく。途中、チェムレイ・ゴンパが見える。このゴンパはラダックで最も景観の良いティクセイ・ゴンパに似ている。一応内部も観光したが、すでに毎日のゴンパ尽くしで失礼ながら特に印象は無かった。ただ、秘境感はあった。カルーから先は許可証が必要だ。インナーライン・パーミットを見せて軍に登録しなければいけない。ヌブラやダーの時と一緒だ。

カルーを過ぎると更に交通量が少なくなる。

チェムレイ・ゴンパ。

チェムレイ・ゴンパ。

チェムレイ・ゴンパを離れると山道に入る。目の前は巨大な山だ。蛇行道路をぐんぐん上がっていく。なんせ、標高5,300メートルの高さまで行かなければならないのだから、どれだけ高いかが分かる。天候も少し悪化してきて雲が多く出てきた。道路も次第に凍結する様になり、ここでもチェーンを巻くことにする。

チャン・ラへ向かう。

チャン・ラ付近。

標高5,000メートルを超えた場所でチェーンを巻く。

チャン・ラ。

峠を表す標識。すごい雪だ。

一応ティーストール(お茶休憩するところ)があるが、
まだ観光シーズンでもないので閉まっている。

子犬がいた。
先日のカルドン・ラにも居たが、
たぶん軍の基地があるからその関係でいるのだろう。

峠から降りる。ダルブック手前。

峠から降りたところでトラブル発生!道路工事をしているので、先に進めない!前には軍のトラックがすごい列を作っている。道路工事は一向に終わろうとしないし、向こうはむくむくと仕事をする。後ろにも更に軍用トラックが列を作るようになった。外は曇っているので結構寒い。この時点で標高は約4,000メートル。ダルブックという軍の基地のすぐ手前だ。

ダルブックとは、良く知っていた土地だ。過去ずっと取り続けているHindustan Timesと言う新聞には以前、その日のインドで一番気温が高い場所と低い場所が掲載されていた。そこには大体いつもダルブックと出ていて気温もマイナス35度とかだった。その土地に今居るとは!

4月なので極寒では無かったが、0度近かったと思う。その先には道路に霜も降りていたので。

1時間半?ぐらい立ち往生してやっと工事が休憩された。反対側からも沢山の列を作っている。もうすでに夕方だ。

パンゴン・ツォには本来遅い午後に着くはずだったのに、峠の雪や今回の工事で大幅に予定より遅れている。やはり冬のラダック旅行はかなり時間に余裕を見なければいけないな。

ダルブックを過ぎると次はタンツェと言う町だ。ここはパンゴン・ツォ周辺では一番大きな町だ。ゲストハウスもあるし、病院や食堂もある。今までずっと昼食抜きだったので、ここで遅い昼飯とする。チョー・メン(焼きそば)を食べた。

とにかく、日が暮れる前にパンゴン・ツォの湖畔に到着したい。まだ1時間以上のドライブが残っている。同僚はのんきにタバコを吸っているが、焦らせた。

車を出発させるとしばらく谷間を走る。ここは野生保護区となっていて、沢山の野生動物が姿を現す。明日も同じ道路を通るので、動物の写真は明日じっくり撮影する事にしてとにかく今日は早くパンゴンへ行ってもらう。

丁度日が暮れる頃にパンゴン・ツォの湖畔に到着。

が。しかし!イメージとはかけ離れていた。冬季で景色が違うということは承知していたが、まず湖の水が完全にかちんこちんに凍っている。イメージの湖は透明で青く輝く水。日没時や曇りだと言うこともあったが、まず湖は白く、全然期待はずれだった。確かに周辺の山々のコントラストを含めると、荒れ果てた大地に突如現れる湖で間違えはないのだが、、、

湖畔で犬が群れを成して歩いていた。

道路から眺める湖畔。
かちんこちんだ。

そろそろ真っ暗に。

もう完全に真っ暗になった頃、スパンミク村に着く。ここはパンゴン・ツォ湖畔で一番観光客用の施設が整っており、宿やキャンプ場が多い。夏には運営するデラックス・テントもある。

でも、今はオフシーズン。パンゴンに来る観光客は多くてもほとんどはレーから日帰りをする人たちばかり。スパンミク村も一人も観光客を見なかった。

先ほど「設備が整っている」と記載したが、あくまでこの周辺と比べたらの話。水道は無いし、電気も1日数時間だけだ。そして本当に村も小さい。

今日の滞在先は今回の旅行で一番簡素なところだ。キャンプ場の宿はほとんど営業していないので、一般の村民宅でホームステイをさせてもらう。1泊一人200ルピー。2人で400ルピー。

一般宅なのでシャワーなんて無いしトイレは村の共同トイレだ(ラダック式は土の小屋に穴をあけただけ)。僕は基本トイレは綺麗じゃなければ難しい人間なのだが(特に大の方)、まぁ問題無かった。小の方だけは。

自分達の部屋。置いてあるものはダブルベッド1台、シングルベッド1台、毛布、そして机と椅子一つ。まぁ十分だろう。

客室。

ラダックのホームステイでは基本的に食事は居間で食べる。そして、居間とキッチンは同じところだ。キッチンは火を使う場所なので暖かく、薪ストーブもあって本当にホームステイ感たっぷりだった。ゆかにマットレスが敷いてあり、その上に手織りの絨毯が敷かれている。アットホームだ。

これがキッチン兼居間。

料理をするこのホームステイ先の家主。
写真を撮らせて欲しいといったら恥ずかしそうに断られた。

今日の晩御飯。ご飯、ダール(豆カレー)、じゃがいもと人参の炒め物。

シンプルだけど、何か山で食べる食事は美味しく感じるんだよね。

今日あまり美しい湖の写真が撮影だったので、せめて明日は晴れていて綺麗な写真が撮れる事を願う。明日も朝出発して次の目的地、もう一つの湖であるツォ・モリリ方面へ向かわなければならない。

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