2018/03/24

自分がデリーに長く住みすぎた証拠

8年前バンガロールで初めてインドで働き始めた時、当時の南インド人上司がよくデリー育ちの自分に冗談気に「あなたはデリー人だからしょうがない!」と馬鹿にしていました。

当時あまり意識した事無かったけど、バンガロール来て初めてデリーの人は一般的に印象があまり良く無い事を認識しました。典型的なステレオタイプとしては、デリー人は:

〇態度が傲慢
〇階級意識が非常に強い
〇荒々しい性格

等々。

確かに、よくよく観察すると、バンガロールの人の方が全体的に勤勉で、人も柔らかいし、丁寧。

ムンバイ、チェンナイ等の大都市へ行っても、同じ様な事が感じられました。デリーは内陸で気候が厳しく地方が様々な人が集まり過ぎている、というのと、それ以外の大都市は南国で英領植民地時代から栄えていたからというのもあるでしょう。

前置きが長くなりましたが、最近あ、デリーに慣れすぎたな、と感じた事がいくつか。

〇言葉遣いが荒くなる
これは片言しか喋れないヒンディー語を話す時によく表れるのですが、階級社会ばりばりあるデリーでは、知らない人から電話が掛かってくるとき、ウーバーやオートリクシャーの運ちゃんと話す時、穏やかに対応すると色々つけこまれそうだな、と自然に思い、それが話し方に出ます。荒いと言っても悪口になるのでは無く、話し方が雑になったり上から目線がちになってしまう。もちろん、富裕層や教育ある人達に対してそうはなりませんが、田舎から集まったりした人口の大部分を占めるあまり教養の無い方々に対しては彼らの厳しい現実に合わせる必要があるのかな、と思ってきます。

また、同じ田舎でも日本と気候の似ているヒマーチャルやウッタラカンドからのヒマラヤの山岳地帯の人と話すときは、柔らかさに和まされます。この前ウーバーの運転手の対応が良くて、出身地を聞くとダラムサラの近くだ、と言ってて、それを聞いた途端勝手に「信用できるな」と思いました。

〇他人を疑い深くなる
これは荒い言葉遣いにも関係するのですが、弱肉強食の世界の中、基本他人の意見に疑い深くなります。これ、絶対自分の利益のために言っているのでは無いか、面倒くさいからしっかり仕事やらないのか、もしくは嘘をついているのでは無いか、と普段からの生活で接する人達に対して思ってくる事が多々あります。疑い深くなるとどうなるかというと、自己主張が強くなっていく。こっちの方が良いのでは無いか、それは間違っているのでは無いか、とか。素直に他人の意見を受け入れにくくなる自分が時々あります。

〇いつの間にか階級意識が強くなってくる
デリーはインドのどこよりも非常に階級意識が強い土地柄だと思います。これは「カースト」というよりも、「ご主人様と下っ端」的な関係。インド独自というより、イギリスの影響だと伺えます。例えば、以前お世話になった協力会社の社員と食事に行く時、社長やメール対応をする社員は一緒でも、同じ社員であるドライバーやお茶運びは毎回誘われない。アルバイトでは無く、昔から働く正社員的な感じだったのでこれはちょっと異質に思いました。バンガロールで働いていた時の会社では、どこかのレストランで社員パーティーをする時はドライバーもしっかり参加していた(まぁ社長が日本人であるから、というのもあったけど共同経営者の高カーストインド人上司も違和感が無かった感じ)。

以前にも触れた事もありましたが、日本でとある会社の社長だった親戚が実家に遊びに来た時に、食卓の席で親戚の専属の運転手さんが一緒だったことに違和感を感じた自分に嫌気を差した事がありました。

デリー在住歴もうすぐで17年になります。ネガティブな事ばかりになりましたが、その反面、デリーの人の方が一般的に情が厚く、一度仲良くなればとても頼りがいがあります。起業家精神があり、「何かあれば俺がお前を守る」的に感じる人達も少なくなりません。ある意味人間性溢れていて、バンガロールに住んでいた時はそれが物足りないとも思いました。

どんな人でも、短所と長所はバランスもってある。慣れれば、デリーは刺激がとても強くて面白いです。


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