2018/06/06

シンガポール航空機材別ビジネスクラスシートを徹底解析

先月の一時帰国で利用したシンガポール航空。昨年7月に利用したA330機材を含めると、全種類のビジネスクラスシートを試す事ができました。日本路線には現在新型A380タイプを除き、全種類を運航させています。

ざっと、シンガポール航空のシートは2種類の分野に分けて良いと考えられます。

>近・中距離機材(シンガポールからアジア圏内及びオーストラリアまでの範囲)
>長距離機材(その他の世界各地)

近・中距離機材はその名の通りアジア圏内及びオーストラリアまでの範囲でしか運航していませんが、長距離機材はインドや日本、香港等近・中距離でも飛ばしている事があります。

①近・中距離機材:A330、777-200/300、及び787

A330機

A330、777-200、777-300は同型タイプのシートです(これを旧近シートと名付けます)。この新しい替えとして今から積極的に導入されるのが、今年運航を始めたボーイング787-10(新近シートと名付けます)。この2種類には大きなシートの違いがあります。

787機

<旧近シート>
まず、旧近シートは従来の典型的な「ザ・ビジネスクラス」シートで、2-2-2配列。窓際の乗客は直接通路アクセスが無いのと、完全なフラットのシートでは無い事が特徴です。

旧近シート

旧近シート

旧近シート

見た目よりはこの旧近シートは結構快適でした。夜行便で利用しましたが、皮張りでフラットに近く、隣に他の乗客も居ましたがぐっすり熟睡する事ができました。

2017年7月に利用した際の搭乗記はこちら>
シンガポール航空A330搭乗記:シンガポール→デリー

現在(2018年6月時点)で旧近シートが導入されている日本路線:
シンガポール⇔福岡
シンガポール⇔名古屋

<新近シート>
新近シートはかなり進化して全席通路側アクセス、完全フルフラットシート、そしてプライバシーも充実しています。これが近距離路線に導入されるとは思えないぐらいです。実際、これが長距離路線に使用されてもかなり快適だし、他社だったら明らかにこのタイプは長距離路線用に使用されるでしょう。これがシンガポール航空のワンランク上のサービスだと思います。

新近シート

新近シート

新近シート

新近シート

2018年5月に利用した際の搭乗記はこちら>
シンガポール航空787搭乗記:関西→シンガポール

現在(2018年6月時点)で新近シートが導入されている日本路線:
シンガポール⇔関西
シンガポール⇔成田(637・638便)

<近・中距離機材の寝具>
旧近・新近ともに大型枕一つと毛布一枚が用意されています。

②長距離機材:A350、A380、及び777-200ER/300ER

777-300ER機

これらはビジネスクラスとしては航空業界最大級の広さを誇り、大体構造は似ていますが、座ると若干機材によって異なる事が判断できます。長距離機材には3つのタイプのシートがあり、それぞれ2006年シート、2013年シート、そして2017年シートと名付けます。どれも1-2-1の配列でゆったりとして、全席通路側アクセスが可能。もちろん完全なフラットシートになります。

A380機

<2006年シート>
現在存在するビジネスクラスの中では世界で一番座席幅の広いシートです。幅が30インチ(76センチ)もあり、大人2人が並んで座っても違和感が無いです。導入された当時はビジネスクラスの常識を超えたタイプのシートで、航空業界を驚かしました。もう10年前以上のタイプですが、今利用しても全く古さを感じさせられず、ファーストクラスに座っている感覚です。このシートが導入されているのは殆どのA380機と一部の777-300ER機、そして全ての777-200ER機です。

2006年シート

2006年シート

2006年シート

2006年シート

2018年5月に利用した際の搭乗記はこちら>
シンガポール航空旧A380搭乗記:シンガポール→ムンバイ

現在(2018年6月時点)で新近シートが導入されている日本路線:
シンガポール⇔羽田(一部)
※2018年10月28日から2019年3月30日までは関西路線の617・618便に導入される

<2013年シート>
2006年シートを改良したもの。デザインはBMWグループが開発したもので、色々と進化されました。座席幅は2インチ(5センチ)狭くなって28インチになり、その分収納スペースを増やし、更にプライバシーを重視するようになったので自分の座席から隣人が見えなくなった。ただし、大き目の荷物(スーツケース)の収納スペースが狭くなったので、棚の上に収納しなければならない事が難点。このシートはA350全機材と、殆どのB777-300ER機に搭載されている。

2013年シート

2013年シート

2013年シート

2013年シート

2013年シート

快適度は2006年シートと良い勝負。2006年シートにしか無い良さがあれば、2013年シートにしか無い良さがあるので、後は好みになると思う。

2018年5月に利用した際の搭乗記はこちら>
シンガポール航空A350搭乗記:ムンバイ→シンガポール

現在(2018年6月時点)で新近シートが導入されている日本路線:
シンガポール⇔成田⇔ロサンゼルス
シンガポール⇔羽田

<2017年シート>
一部のA380機だけに搭載された一番最新型の長距離路線用シート。2013年バージョンを改良し、今度は「面倒くさい」とされていたベッドにする際にいちいち背もたれを前に倒さなくても、普通のリクライニングでフラットにする事ができる様になった。フェラーリのシートも製造しているポルトローナフラウの本革シート。座席下の収納スペースもたっぷりでき、ちょっと複雑な構造な2013年シートよりシンプルで機能的な印象。ただし、幅は2013年シートよりも狭くなり、構造上寝る時は斜めになる時に若干他の2種類と比べると窮屈かな、と感じますが、それでも他の航空会社と比べるとかなり快適だと思います。

2017年シート

2017年シート

2017年シート

2017年シート

2017年シート

この2017年シートが凄いのは真ん中の2席。3段階によって仕切りを上げ下げでき、全部降ろすとダブルベッドの様な構図もできます。

2017年シート

2017年シート

2017年シート

とてもよく考えられたデザインだと思います。

2018年5月に利用した際の搭乗記はこちら>
シンガポール航空新A380搭乗記:シンガポール→香港

現在(2018年6月時点)で新近シートが導入されている日本路線:
無し

<長距離機材の寝具>
大型枕が二つとベッドシーツ、そして毛布一枚が用意されています。近・中距離機材には提供されないベッドシーツがあるのはかなりポイントが高いです。

まとめ

同じビジネスクラスでも、旧近のスタンダード型のシートタイプと、2006年シートの様な超大型なシートでは快適度もかなり異なります。乗るなら、長距離機材が全然良い。例えば、現在名古屋や福岡便は旧近タイプのみなので、羽田や成田まで移動して2013年シートに乗ってみるのも面白いかと思います。総合的に判断すると、ベストシートは以下のランキングです。

5位:旧近
4位:新近
3位:2017年
2位:2006年
1位:2013年

1位と2位はほぼ同ランクですが、悩んだ挙句、プライバシー感があるため2013年シートを格上げしました。


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